看護師が転職をする際に利用している機関として

 

ハローワーク:5.1万人

転職支援サイトなど:8.3万人

ナースセンター:0.6万人

再就業者合計:約14万人

となっています。

今回はナースセンターを利用することのメリットとデメリットについて記載したいと思います。

ナースセンターを利用するメリット

 

日本看護協会が運営しているナースセンターを利用するメリットとしては

 

 

・全国の求人情報を見ることができる

・インターネットを通して直接申し込みが出来る

・被災地などに迅速に人員を派遣できる

・転職を勧められることがない

・転職に役立つ研修がある

 

と言った点が挙げられると思います。

 

全国の求人情報を見ることができる

 

最大のメリットはこの点だと思います。

看護師転職支援サイトの中には、ナースフルや看護rooなどのように首都圏や大都市に人員を集中させているため地方の求人には弱い所が実は多いため、全国的な網羅性という意味ではナースセンターに分があります。

 

インターネットで直接申し込みが出来る

 

メリットとしては大きいですが、個人的にはやはり実際に職場見学をしてから入職すべきだと思っていますので、この点は危険性が高いと言えるかも知れません。

近年ではインターネットの普及により申込みなどがしやすくなっていますが、それは同時にミスマッチを増やす結果にもなっています。

勿論、転職サイトの中にも職場見学を重視している所とそうでない所があります。

リクルートが運営するナースフルなどは、地方には対応していないという欠点があるものの、職場見学を重視している転職サイトです。

⇒ナースフルの評判などをみてみる

転職する際の基準として重視したい項目です。

なお、近年では職場見学を受け入れる病院も多くなっているため、手間はかかりますが個人で職場見学を申し込むのも良い選択肢だと言えるでしょう。

 

被災地などに迅速に人員を派遣できる

 

求職者というより社会的なメリットと言えます。

ナースセンターを運営しているのは日本看護協会であるため、利益よりも公益性を重視しています。

我が国では地震や台風による災害なども多く、被災地への迅速な人員の派遣が求められるケースも少なくはありません。

そういった地域の求人情報をいち早く掲載しているという点でナースセンターは評価されるべき機関だと思います。

 

転職を勧められることがない

 

看護師転職支援サイトに登録せずに転職した方の話を伺うと「転職サイトは無理やり転職を勧められそうで嫌だった」という意見がとても多いです。

サイトによってはノルマを各エージェントに課しているところもあり、おおよそ求職者の利益を考えない機関が存在しているのは確かです。

そういったことが心配な方には大きなメリットと言えるでしょう。

 

転職に役立つ研修がある

 

日本看護協会は看護師資格を持っているけれども現在は就労していない「潜在看護職員」の復職に力を入れており、そのための研修などを積極的に行っています。

他にも訪問看護事業への研修など様々な取組をしており、転職とは関係なく積極的に利用したい部分だと言えるでしょう。

 

ナースセンターのデメリット

 

逆にナースセンターを利用することのデメリットとして

 

 

・採用コストが低く抑えられる

・サポート面では転職サイトに大きく劣る

・詳しい情報などを聞くことができない(情報量が少ない)

 

 

と言った点が挙げられるかと思います。

 

採用コストが低く抑えられる

 

文面だけを見るとメリットのように思えますが、この点はデメリットの方へ記載させていただきました。

採用する側から見ると、採用コストが下げられるのはメリットですが、それは同時に労働力の価値低下という事態をも招きます。

採用コストが下がるということは、人員の補充が容易になるということも指しています。

この点はハローワークを通した転職活動にも共通する点ですが、ブラック病院が蔓延してしまう一因でもあります。

参考:ブラック病院体験記

 

サポート面では民間の企業に大きく劣る

 

私立高校と公立高校の違いに似ていますね。

民間は競走の原理が働くためサービスの質が向上していきますが、ナースセンターは競走をしないためサービスの質的向上は見込めません。

以下に挙げるデメリットにも共通することですが、基本的なサービス面は民間の転職支援サイトの方が高いです。

履歴書の書き方、面接の練習、面接の同行、日程調整、その他諸々の面で転職支援サイトは高度なサービスを提供している一方、ナースセンターを利用した場合特に日程や雇用条件の調整を自分でしなければならないなどのデメリットが存在しています。

私立高校と違うのは、私立高校は学費の面で公立よりもコストがかかるのに対し、民間の転職支援サイトはナースセンター同様無料で利用出来る点です。

 

参考:看護師転職サイトはどこがお勧め?

 

 

詳しい情報などを聞くことができない

 

これは上記のデメリットと似ていて非なるものです。

ハローワークにも共通していることですが、ナースセンターも求人を掲載するだけなので、中の照査などはしていません。

中には求人票の条件と実際の条件が違う(週休2日のはずが実際には月2回休みなど)ことも珍しいとは言えません。

採用コストが低いことも相まって、かなり条件の厳しい求人が出ているのも確かです。

残念ながら現在はこういった嘘求人を制限する法律はありません。

転職サイトを利用したからと言ってこういった悪質な病院への転職を100%回避できる訳ではないのですが、それでも可能性は大分抑えられます。

その理由として、転職サイト(良質な)は転職のヒアリングなどを通して病院の評判などを集めている為です(中には悪い評判を知っていてそれを黙っている転職サイトもあります)。

良いサイトは口コミなどを重視しているためそういったことはありませんが、いずれにせよナースセンターと民間の転職支援サイトには情報量の面で差があるということはあらかじめ知って置いた方が良い情報だと言えるでしょう。

 

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