日本人は平均好きです。

テストでは必ず平均点が出ますし、子供にはせめて平均点をとって欲しいと親は思います。

看護師の平均給与額は全体で474万円となっていますが、一般人と同様地域によって平均年収は異なってきます。

今回はそんな都道府県別の平均給与額についてまとめてきました。

都道府県別看護師平均給与

 

平成27年度に政府が調査した「賃金構造基本統計調査」をもとに、各都道府県の平均給与額を並べてみたいと思います。

まず最初はトップ10から見てみましょう。

*参考のため2013年度の新卒及び常勤の離職率も掲載したいと思います。

*2013年度の新卒平均離職率は7.5%、常勤看護師の平均離職率は11.0%となっています。

*女性全体の全県平均年収は272万円となっています。

まずはトップ10から見てみましょう。

 

 都道府県名  平均年収  新卒離職率  常勤離職率 一般平均年収 差額
 東京都  546.2万  9.6%  14.6% 623.5万円 -77.3万
 山梨県  516.8万  7.9%  8.7% 453.3万円 +63.5万
 奈良県  509.9万  6.1%  11.0% 455.9万円 +54.0万
 千葉県  497.0万  7.9%  12.8% 487.7万円 +9.3万
 神奈川県  496.6万  8.1%  14.0% 544.3万円 -47.7万
 福井県  495.6万  5.5%  6.9% 427.2万円 +68.4万
 京都府  495.3万  5.7%  12.3% 487.4万円 +7.9万
 三重県  495.1万  4.6%  9.7% 479.6万円 +15.5万
 栃木県  492.9万  10.6%  9.5% 468.4万円 +24.5万
 岡山県  492.6万  6.9%  10.6% 453.5万円 +39.1万

 

やはり、というべきか東京都がダントツで高い平均年収となっています。

反面、一般平均年収との差も激しく、相対的にみると給与額が高いとは言えないという結果になっており、常勤離職率に関しては全都道府県の中でもトップの数値となっています。

その他にも千葉や神奈川など首都圏の給与水準が高いという結果になっています。

続いてトップ11から20位までを見てみましょう。

 

都道府県名 平均年収 新卒離職率 常勤離職率 一般平均年収 差額
香川県 491.9万 10.1% 9.0% 430.1万 +61.8万
静岡県 491.7万 3.7% 10.3% 456.5万 +26.2万
大阪府 491.7万 10.2% 13.9% 528.1万 -36.5万
徳島県 488.7万 6.7% 6.8% 443.3万 +45.4万
埼玉県 486.5万 6.4% 12.4% 476.9万 +9.6万
愛知県 486.0万 7.1% 11.8% 540.6万 -54.6万
岐阜県 484.6万 9.5% 10.5% 437.6万 +47.0万
和歌山県 482.2万 9.0% 8.8% 438.2万 +44.0万
広島県 482.2万 8.2% 9.7% 457.1万 +25.1万
茨城県 480.6万 6.5% 9.3% 486.3万 -5.7万

 

大阪や愛知は全国的に見ると水準以上ですが、一般平均年収との開きがある上、離職率も高めであるという結果になっています。

一方香川や徳島などは一般平均職よりも給与水準が圧倒的に高く、相対的に見ると給与水準が高いということが言えるでしょう。

次はトップ21から30位までのランキングです。

 

都道府県名 平均年収 新卒離職率 常勤離職率 一般平均年収 差額
秋田県 478.7万 3.2% 6.8% 362.9万 +115.8
福島県 475.9万 6.9% 6.9% 410.2万 +65.7万
滋賀県 471.6万 5.3% 10.0% 476.6万 -5.0万
山形県 471.5万 5.0% 7.3% 376.0万 +95.5万
新潟県 470.3万 4.4% 7.6% 402.7万 +67.6万
兵庫県 470.2万 8.6% 13.3% 485.8万 -15.6万
山口県 466.6万 10.0% 9.7% 432.9万 +33.7万
北海道 462.4万 5.0% 12.2% 410.2万 +52.2万
長野県 461.6万 4.6% 8.6% 445.8万 +15.8万
群馬県 460.9万 7.8% 8.7% 455.2万 +6.0万

 

滋賀や兵庫などの近畿圏を除くと民間一般職よりも給与水準が高いという結果になっています。

特筆すべきは秋田県で、民間との差が100万円以上高くなっています。

看護師は一般の職業と比べて地域差が少ない職種だということが言えるでしょう。

続いては31位から40位です。

 

都道府県名 平均年収 新卒離職率 常勤離職率 一般平均年収 差額
鳥取県 459.5万 5.9% 7.8% 369.0万 +90.5万
高知県 457.8万 4.7% 10.1% 395.4万 +62.4万
福岡県 456.1万 7.9% 11.8% 433.5万 +22.6万
島根県 454.5万 5.1% 6.7% 399.1万 +55.4万
岩手県 453.2万 6.1% 6.3% 370.6万 +82.6万
宮城県 451.2万 8.9% 9.1% 445.2万 +6.0万
石川県 440.4万 4.7% 7.8% 436.4万 +4.0万
沖縄県 437.8万 7.3% 10.4% 355.6万 +82.2万
熊本県 434.7万 6.5% 9.9% 404.7万 +30.0万
長崎県 433.1万 9.8% 8.4% 391.3万 +41.8万

 

東北地方や九州地方、中国地方は一般の給与水準を遥に上回る水準となっています。

看護師としては中央値よりも低い順位ではありますが相対的に見ると上位に上げられた都道府県よりも給与水準が良いということが言えるでしょう。

東北でも仙台を有する宮城のように大都市圏では相対的に低くなる傾向にあります。

 

 

都道府県名 平均年収 新卒離職率 常勤離職率 一般平均年収 差額
富山県 432.1万 4.4% 6.7% 435.0万 -2.9万
青森県 428.9万 4.5% 7.0% 358.4万 +70.2万
愛媛県 428.4万 10.9% 8.5% 403.7万 +24.7万
大分県 427.7万 5.0% 9.6% 394.8万 +32.9万
佐賀県 417.3万 6.5% 9.4% 382.8万 +34.5万
宮崎県 411.6万 7.0% 9.3% 370.7万 +40.9万
鹿児島県 405.9万 3.9% 10.4% 393.5万 +12.4万

 

これらの件は富山県を除くと民間の給与水準よりも高い水準となっており、相対的には豊かであるという統計結果になっています。

 

絶対的な給与か相対的な給与か

 

看護師は基本的に地域による給与差の少ない職種であることは先に少し触れました。

一般職種を見てみると、東京都の平均年収が620万を越えている一方で秋田県360万強と260万円もの差があるように、地域による差が非常に大きいイビツな状態であると言えます。

「人間は隣の家の人よりうまい飯が食えれば満足な生き物」というのはビートたけしの言葉ですが、その言葉の通りであれば大阪や愛知、東京などのような大都市で働くよりも、地方で働く方が満足度は高くなりそうです。