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今回は腎臓内科についてみていきましょう。

 

腎臓内科の業務

 

腎臓内科の業務は、入院患者に関してはどの病気にかかっても、日常生活の援助や、点滴・注射などの投薬の管理などを行っていくこととなります。また、透析患者がいる場合は、透析の時間に合わせた患者の準備なども行っていきます。担当の医師と、患者の症状や訴えを連絡して相談していくことも大事な業務となります。

私は主に腎臓内科外来での業務を1年間していました。月に1回もしくは2回の受診の方が多く、腎機能が低下していないかどうかの採血を行った後の診察となります。そして、外来看護師としては、診察後、腎機能の低下した患者は貧血傾向にあります。そのため、貧血予防の皮下注射を打つという業務をこなしていました。また、あまりにも貧血傾向が強い患者に対しては、輸血などの処置も行いました。もちろん、業務をこなすだけでなく、月一度の関りですが、お変わりないですか?など、体調面に関して直接聞いたりします。医師にはなかなか言えず、生野菜やフルーツを食べてしまったなどの訴えがあれば、控えるように、患者の気持ちを考えながら伝えることも業務となります。糖尿病から腎機能が低下することも多い事から、日常生活の中での、主に食生活に関しては助言することが多くなります。

 

腎臓内科の役割

 

糖尿病などの基礎疾患の悪化から腎機能が低下してしまった方が多くいます。先天的に腎機能が低下している患者もいますがほんの一部です。日常生活や、食生活に乱れが見られる人が多くいるので、看護師としてはそういった部分の指導的立場が必要になってきます。これ以上悪化しないよう、現状維持できるように訴えを聞いていき、それを踏まえた助言が必要です。

 

私の腎臓内科での経験談

 

私の働いていた病院は、入院病床数780床ありそのうち救急が30床、外来患者は1日平均1500人以上来院する病院です。腎臓内科だけの病棟はありませんでしたが、腎臓内科と総合内科の患者が主に入院している病棟があり、その隣には透析室が完備されていました。透析室では入院患者だけでなく、外来患者も透析を受ける場合もありますが、大きい病院なので、退院すると一般的には、自宅近くの腎臓内科の病院で診てもらって透析をしていくということが多いです。

私は外来勤務だったので、医師の診療の補助と、貧血予防の注射と、輸血を主に行いました。先生の診察が終わると、看護師のところへ声をかけてもらい、準備ができ次第注射をしていきます。毎月同じ時期に同じ患者が来ますので、患者だけでなく、その家族とも顔なじみになってきます。なので、先生には言えなかったけど、「ちょっと果物食べちゃったのよね。だからちょっと悪くなっちゃったの。」などの本音を言ってくれるようになりました。そこは、「それはダメですね。」というのではなく、「あ~美味しい季節ですよね。でも、ダメだってわかっていたんですよね?先生も○○さんが頑張っていると思って診察したり薬を処方したりしているので、つらいですけど控えましょう。」と言い方を変えたりして対応していきました。自分の食べたいものが思ったように食べられなくなる辛さは計り知れないと思います。なので、患者の気持ちを考えた声掛けの重要性を認識しました。

また、輸血の処置も行いましたが、RCC輸血をしたのですが、採取後3日以内のものでと注意が書いてありました。先生に尋ねると、3日以上たったものは、赤血球が破壊されてカリウム値が急激に上がると聞きました。腎機能が低下した患者はカリウム値がもともと高い異常を示します。そのため、そこは注意してねと教わりました。きっとほかの病棟にいたらわからない事でした。

 

腎臓内科で働いて辛かったこと・よかったこと

 

普通の内科だけでは勉強できない、腎臓内科特有の、食事療法への助言や輸血などの業務が経験できたことは、自分自身のスキルアップにもつながりますし、良かったことです。

外来勤務ですが、子供がいて、通勤時間も1時間半かかったので、時短勤務を使っていました。平日のみの勤務でしたが、通勤手当もついて年収550万円ほどありました。先生の対応もよく、しいて言えば通勤がつらかっただけだったので、本当に良い外来勤務をさせてもらえました。

 

腎臓内科に必要なスキル

 

透析病棟などで働く場合は、透析に関して勉強しておいた方がいいです。また、病棟や外来で働く場合は、食事療法などが主になってくるので、食事に関しても勉強しておいた方がいいと思います。透析を必要としている患者に関しての観察項目としてシャント音などがありますので、聴診器で確認するなど忘れないようにしてください。

 

腎臓内科で働くメリット

 

他の内科とは違って透析に関してなどの勉強できます。また、貧血傾向にある患者の看護も必要となってきます。皮下注射だけでなく、輸血などの処置も入ってきます。経過観察だけでなく、処置が多くありますので、手技のスキルアップはできます。また、透析専門の病院は給料が良いと聞きます。それだけ専門性が高いですし、高齢化や生活習慣病患者の増加などの要因から、必要性も増していますので、どこへ行っても必要とされるでしょう。

 

腎臓内科に向いている人・いない人

 

特に向いていないということはないです。やる気があればどこでも働けますし、ただ、長い間患者と向き合って、長期的に付き合っていく必要のある病気だと理解した方が良いでしょう。なので、外科など、患者が元気になって退院していくなど、そちらの方が向いている人は、もしかしたら辛く感じてしまうかもしれません。ただ、じっくり患者と向き合いたいというのであれば、おすすめします。