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バイタル・サインとは人間が生きている状態を示す兆候です。

普通は脈拍、呼吸、および体温という生理機能をさしますが、これにさらに血圧や意識状態を加えた5項目、あるいは瞳孔の反応を加えた6項目を生命兆候の主要なものとしています。

脈拍とは心臓、血管、血液状態を反映する最も簡便に計測できる兆候です。

脈拍をみることにより、まず第一に心臓・循環系の状態を知ることが出来ます。

脈拍の測定は道具なしにいつでも行うことが出来ます。

患者の橈骨動脈に測定者の第2,3,4、指を指腹が欠陥の真上にくるように軽く当てます。

呼吸は、肺において酸素を取り入れ、炭酸ガスを排出する生理機能をいいます。体内の必要に応じて生理的にその数、深さ、リズムなどが保たれています。

呼吸の異常は呼吸器や循環器のみではなく、体内におけるさまざまな病気の状態を表します。呼吸の観察は、数や深さのみでなく、体位や姿勢、胸郭の動き、呼吸音、チアノーゼの有無等も併せて行います。

脈を数えた後、そのまま指を患者の手首に当てたまま呼吸を観察します。

体温とは身体の温度のことですが、それは部位によって異なります。また、体内で産出される熱と体外に失われる熱とのバランスを意味しています。

体温測定の部位は、衣服、空気、接触による影響を受けないで、しかも真の体内の温度に近い値が測定できる部位が好ましいとされています。

わきの下や、口腔内、直腸内が条件を満たしているのでよく用いられます。

食後や入浴1時間後は体温が上昇しているので測定を避けます。血圧とは、心臓が全身に血圧を送り出すとき、左心室の収縮によって生じる圧力が大動脈を経て全身の動脈壁に及ぼす圧力のことを言います。

血圧は心臓の拍出量、末梢血管の抵抗、血管の弾力、循環血液量、粘ちょう度に左右されます。

健康な人でも起床から徐々に上昇し、12時頃が最高で徐々に囲うし、寝る前に低くなるという日内変動があります。

また、睡眠中や安静時には低下し、心身の活動や緊張緒で上昇します。

血圧測定前には尿意があるなら排尿させ、その後5分以上安静をとらせてから測定します。排尿を我慢している状態では血圧は高く測定されます。通常は座位で測定します。腕の高さが心臓と同じ高さになるようにします。

マンシェットの下縁が肘関節より2~3センチ上にくるようにします。上腕動脈が圧迫されるようにマンシェットのゴム嚢を上腕前面にまいておきます。患者の状態が安定した後に測定していきます。