356937日々働いている中で、誰もがヒヤリとしたりハッとすることがあると思います。

しかし、医療の現場ではちょっとしたミスも人命に関わってしまう可能性が高く、医療ミスは防がなくてはいけない課題でもあります。

そこで、実際に現場で働いていて感じたヒヤリハットを減らす為に心がけておくと良い8つのポイントについて述べていきます。

 

 

  1. ダブルチェックを行う

点滴や輸血のダブルチェック等、業務で定められていることもあると思いますが、ルールとして決まっていないものは煩雑な業務の中でダブルチェックを怠りがちになってしまいます。

理想は自分以外の勤務者に再確認してもらうことが理想ですが、それが難しい場合は自身が準備した際・患者様に実施する前等、実際に患者様に施行する前に2回以上の確認を行うことで間違いを予防することが出来ます。

 

  1. 声出し確認をする

人間には様々な感覚がありますが、声出し確認を行わない場合は視覚のみでの確認となってしまいます。

声出し確認を行うことで、視覚だけではなく聴覚でも確認することができ、思い込みによるミスを防ぐことが出来ます。また、他の勤務者にもミスに気づいてもらえる可能性があるというメリットもあります。

 

  1. 不明な点は必ず確認する

医師や先輩の看護師が忙しそうにしている場合、なかなか自分から話しかけて不明点を確認するのは躊躇われてしまうと思います。

しかし、分からないまま作業を行うことは自分の成長の妨げになるだけではなく、医療ミスにも繋がる可能性が高いです。

医療ミスで患者様の命に関わるよりましだと意を決し、不明点は必ず確認するようにしましょう。

 

  1. 業務経過を報告する

現場では一人で勤務している訳ではなく、必ずチームで動いています。

これから自分は何号室で何をしてくる等、他の勤務者やチームリーダーに必ず報告するように心がけましょう。

そうすることで、他の受け持ち患者様に何かあった時に自身の所在がはっきりし、すぐに患者様の対応ができるようになるだけではなく、医療処置を重複してしまうことの予防にもなります。

また、チームで働いていますから、自身の業務負担が大きい時はリーダーや他の勤務者が業務を振り分けてくれることにも繋がります。

 

  1. 出来ないことは依頼する

人間を相手にする仕事ですから、思わぬ急変や緊急事態はつきものです。

そんな時、他の勤務者に知らせずに自分だけで全てを解決することは困難です。

ただでさえ分刻みのスケジュールで勤務を行っていますから、急変対応を自身が行っている場合は他の患者様の対応が厳かになってしまったり、必要な処置が出来なくなってしまうこともあります。

自身で対応が難しい事態に直面した際は、必ず他の勤務者に協力を要請するようにしましょう。

 

  1. 立ち去る時は必ず振り返る習慣をつける

全ての処置や医療行為が終わり、患者様の側から離れる際は必ず振り返って環境を確認するようにしましょう。

処置を行っているときには気がつけなかったこと(例えば、ベッド柵を外したまま患者様の側から離れてしまっていたり、テープやハサミ・注射器等を患者様の側に置きっぱなしになっていたり等)に気がつく可能性があります。

せん妄や認知症、乳幼児の患者様の場合は思わぬ事故に繋がることがあるため、特に注意が必要です。

 

  1. 正式な単位で確認する

急変した患者様がいた際や急患が搬送されてきた際は、医師からの口頭指示が多くなりがちです。

薬剤には様々な規格があり、理想は口頭ではなく指示書等に記載してもらうことが理想ですが、実際の現場では困難なことも少なくありません。また、医師も正式な単位ではなく「アンプル半筒」等の指示を出してくることもあります。

そんな場合は、指示を受けた際に「半筒ですね」と繰り返し確認するのではなく、「~mgですか?」もしくは「~mg 1/2アンプルですか?」と正式な単位で確認するようにすることで、相互の認識違いや薬剤投与量の間違いを防ぐことができます。

 

  1. 適切な機器を使用する

それぞれの処置には適した道具があります。

採血等で使用する機器も同様で、例えば採血の針の太さにも種類があり、行う医療処置によって太さを変更する必要があります。

どの処置・検査には何が必要かなどの情報を予め学習して、誤った機器を使用しないようにしましょう。また、医療機器には使用期限があるものも多く、使用期限の過ぎたものは衛生面での心配や誤った検査結果が出てしまう可能性もありますので、使用前には必ず確認するようにしましょう。

 

以上、8つのポイントについて述べていきました。

どれも当たり前のことではありますが、日常の業務の中で怠ってしまっていたことはありませんでしたか?

もちろん新人の時は分からないことも多いためヒヤリハットも多くなるとは思いますが、勤務経験の長い方も「慣れ」からのミスを起こしやすいのも現状です。

勤務経験の長い方も初心に戻り、慣れや思い込み、勘違いによるヒヤリハットを防ぎ、医療ミスへ繋がらないように努めていきましょう。