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ナーシングサイエンスカフェとは、イギリスで始まったサイエンスカフェ、科学に触れることの少ない一般市民と科学者がカフェで飲み物を片手に気軽に話し合うことを目的に活動が開始されました。

ナーシングサイエンスカフェはサイエンスカフェの看護師版です。

看護に関する、意味合いや役割を広く一般市民に理解してもらうための活動で、将来、看護の仕事につきたいけれど、どんな仕事をするのか詳しく知りたいと思う中学生、高校生や大学生を招き、看護体験をしてもらったり、専門家である医師、看護師へ直接相談をしたりすることが出来る機会を提供しています。

講演会などと違ってカフェで気楽に話し合うような開かれた雰囲気を大切にしていますので、専門的だった看護師の仕事がどのようなものか、身近に感じることのできる取り組みです。

日本看護協会や医療機関の看護部、大学の看護部が活動をしていますが、注目が高く様々な看護関係の団体が開催を企画しています。

また市民フォーラムとしても各地で開催されています。

小さな研究室でお茶を飲みながらといったものから、ホテルを貸し切っての定員300人のものまで、その開催規模は様々です。

内容として具体的にあげると車いすの扱い方、蘇生方法、食べる楽しみを支える看護、またはドクターヘリフライトナースの役割、災害派遣医療の看護師の仕事、海外派遣での看護師体験談、リハビリテーション看護など、幅広いテーマで行われています。

「命の教育」に関わる看護の話や急性期における認知症講演は、実際の家族の問題であったりしますので、将来、看護の仕事に就く予定のない人からも関心が高く、親子で参加するケースも多いです。

ナーシングサイエンスカフェでは看護職の素晴らしさやプロフェッショナルとしてのすごさが感じられます。

看護師が実際にどのような生活をしているか、どのように知識をつけていっているのか、仕事の内容などについても知ることができます。

現職の看護師から話を聞けるとてもよい機会でしょう。

きつい、つらいとイメージされることの多い仕事ですが、真剣に取り組む看護師の誇りや、やりがいを知ってもらうことで、ひとりでも多くの若者が看護師を将来の仕事として考えてくれるきっかけとなります。

そうなれば、将来的にさらに懸念される「看護師不足」問題の対策と、看護職全体の充実と安定につながります。

日本看護系学会協議会では、市民との対話や、次世代を担う人が看護学について学べる機会を提供することを目的として、ナーシングサイエンスカフェの支援事業を行っています。